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◆最近の更新情報​

☆2022年、「路地奥の家」が上野の森美術館の日本の自然を描く展で東京都知事賞を受賞しました

 2025-05-15;《はじめに》の文章に加筆 

 2025-05-06;《絵画》に「あじさい」を追加

 2024-12-29;《詩と写真》に「バスの中で」と写真を追加

 2023-03-22;《略歴》に昔の写真を追加

 2022-11-16;短編小説「母さんロボットMAM-012」を追加

(※絵の上にポインターを置くと題名が現れます。詳しくは「絵画」のページへ。)​

​ 絵を描いていると、いつか個展を開いてみたいと思うものですが、インターネットが発達している現在、こうしてWeb上に作品を発表することは、個展を開くのと同じようなことではないかという気がします。あるいは個人美術館とみなすこともできるかもしれません。

 このホームページでは、私が最近描いた絵と、過去に書いた絵の一部を掲載しています。

 絵の題材については、絵葉書のような風景ではなく、ありふれた風景を好んで描いていますが、ありふれてはいても、ありきたりではないことを心がけています。ありふれた風景の中にある、情感を感じ取り、それを表現したいと思っていますが、感性はきっと一人一人違いますから、100人の中の何人かにでも、何かを感じ取っていただけたら、それだけで幸せです。

〇絵を描くならば、ただ上手できれいということではだめで、その絵が人の心に響かなければ、人の心を震わせられなければ、意味がないと思います。表層的な手法とか表現方法とか奇抜さで人目を引くということではなく、私は、絵の中身、絵が持っている心みたいなものを大事にしたいと思っています

 それから、自分の絵でも他人の絵でも思うのは、上手かどうかは別として、この絵ほしいか?ということです。言い換えれば、その絵を手に入れて部屋の壁にでも掲げて眺めていたいかどうか。これっぽっちも欲しいと思えない絵なら、それは言わばゴミと同じでしょう。有名で評価の高い絵の中にも、私にとってはゴミだと思えるようなものがたくさんあります。

 また、新しい作品を描くときは、これが最後の作品​だとしたら何を描いておきたいかと考えます。だから画題を決めるまでには、かなり時間がかかりますそして、描きかけの絵はよく見えるところに、いつも立てかけて眺めます。すると段々と方向が見えてきます。描きかけの絵はじっと眺めているうちに熟成します。

〇どんな絵を描きたいかというと、目指しているのは、多くの人と同じく佐伯祐三や荻須高徳のような感じですが、そっちのほうに近づこうとしても、どうしても反対のほうに向かってしまいます。性格でしょうが、細かいところが気になって細かく描かずにいられなくなります。ときどき自分が描いてるのは絵と言ってよいのだろうかと思ってしまいます。なんだかミニチュア模型を作っているような感じです。よく言えば、​キャンバスの中に一つの世界を作っているような。

 ​でも自分の絵が写真のようだとほめられる(?)と​少しがっかりします。本当は、そういう感じから抜け出したいのです。でもそこにはまってしまい、抗い、もがき続けているのが私の作品です。

 最近は、実際の色や​形にこだわらず、こうありたいと思ったとおり描くようにしています。それがまた転機にもなるでしょう。

〇何のために絵を描くかということは、よく考えますが、今のところ、こう考えています。絵を描くことは自分が生きている証、ひょっとしたら生きていた証になるもの。日常生活の中で、何かしら形として残せる仕事。

 いつか作品はゴミとして捨てられるかもしれません。でも、捨てる前に誰かが、これは手元に置いておきたいと、そう思うような作品を描きたいと思っています。

〇芸術とは何かということも学生時代からあれこれ思索していましたが、こう考えています。「芸術とは現実のありようについてハッと気づかせて心を惹きつけるものごと
 芸術的感動は各人の経験や認識や思い出と結びつい
ていることが多いと感じますが、そうした経験や認識の積み重ねで形作られたものが各人の現実です。例えば、路傍のつまらない物を描いた作品を見て、普段見過ごしていたものがこんなに魅力的なのかといった気づき。映画や小説などを見て、こういう現実もありうるのかといった気づき。音楽を聴いてメロディやリズムに、或いは陶磁器を見てその形や感触に惹きつけられるのは、自分の中に蓄積された現実と照合して気づきがあるからです。また例えば、シュールレアリスムは現実を超えたものごとを表現することによって、現実を見直させてくれます。そしてまた芸術はしばしば懐かしさと結びつきますが、それは自分の中にある現実との共鳴です。建築作品においても、いろいろ現実(空間だったり建築そのもだったり)のありようについて気づかせてくれるものがあります。

 これは個人的な考えなので、同じような見解があるかどうかは知りません。それに芸術は多様性に富んでいますから、一言で片づけられるものでもないでしょう。でも、本質はそういうものだと考えています。「現実のありようについてハッと気づかせて心を惹きつけるものごと」、表現を変えると「心の中に構築されている現実に作用し、揺さぶり震わすようなものごと」です。真理や真実や神などというものとは関係なく、ただ人の心の内の感性に関わる事柄です。

 併載している写真と詩と短編小説は付録のようなものですが、こうして整理してみると、絵と共通する傾向があることに改めて気がつきます。​また、本業としてきた建築作品についても追加掲載することといたしました。

 作品は、雑誌「一枚の繪」に時々掲載されていましたが、最近は少し離れてしまいました。

「ご感想」のページから、ご意見ご感想などをお送りいただけると幸いです。ほとんど誰からもご意見ご感想がありません​(一年に1回ぐらいかな?)

※お問い合わせなどは、gatosia@gmail.com までご連絡ください。                                       菅 俊明

※上のメニューボタンあるいは下の青文字をクリックして、それぞれのページに進んでください。

絵画 =比較的最近の絵画作品)

過去の作品 =(絵画のサブページ)少し古い絵画作品

詩と写真

​◆短編小説

​◆建築作品

略歴

ご感想

※インスタグラムを始めました。ここに掲載の絵にコメントを加え、掲載以外の写真も含めて

 少しずつアップしています⇒インスタ内「 suga_toshiaki 」で検索を。

※インスタグラムのsuga_toshiaki_2でもカセットテープのコレクションなどをアップしてます。

※このホームページはパソコン用に作成していますので、スマホでは少し見にくいところがあると思います

更新履歴

2014-07-31 公開

2014-08-10 Pictureに「過去の作品」を追加、Photo & Poemにも少し追加しました

2014-08-23 Photo & Poem に少し追加

2014-10-26 Photo & Poem に追加と入替え

2014-12-26 絵の新作「猫のいる小径」を追加

2015-01-31 過去の作品に「武庫川」を追加

2015-03-21 絵の新作「里山の春」を追加

2015-04-19 Photo & Poemのページに追加

2015-06-21 絵の新作「こんな日には」を追加

2016-02-07 絵の新作「暗峠越え」を追加

2016-02-13   Photo & Poem に詩と写真を追加

2016-06-04 絵の新作「自転車とベンチとふたりと犬」を追加

2016-06-26 Photo & Poem に詩を一篇追加

​2016-07-01 詩を一篇追加、写真を一部入れ替え

2016-07-20 詩「夕焼け」と写真を追加

2016-07-20 写真に撮影場所を記入

2016-07-25 絵の新作「壁と落書きとツユクサの花」を追加

​2016-08-21 詩「大学前の喫茶店」と写真を追加

2016-09-20 「過去の作品」に「Portrait Of G」と「沿道」を追加

2016-09-29 加筆を継続している「八坂の門」をPictureに再追加

2016-11-11 Novelのページを追加し、短編小説「細い道」を」掲載

​2017-01-19 Pictureに「伊勢神宮(内宮)」を追加

​2017-01-24 Novelに短編小説「1952年8月3日」を追加

2017-03-21 Pictureに「旧街道(伊丹 千僧付近)」を追加

2017-03-31   スマホ閲覧における配置の乱れなどを修正;ホームページ全体のデザインを変更

2017-04-06 Pictureに「大岡川の桜」を追加

​2017-06-11 Pictureに「江の島」を追加

2017-07-13 Photo&Poemに「思い出はオンボロ映画」追加、写真の追加・一部入れ替え

​2017-07-31 Pictureに「美山」を追加

2017-08-05 Photo&Poemの写真を一部入れ替え

2017-09-19 Photo&Poemに「夢の中で」追加、写真の追加

2018-03-22 Pictureに「山門(鎌倉・杉本寺)」を追加

2018-06-27 Pictureに「観音崎沖」を追加

2018-07-07 Pictureに「材木座海岸」を追加

2018-07-19 Photo & Poemに写真と詩を追加

2019-02-14 Pictureに「立ち話(雲州平田にて)」を追加

​2019-03-30 Pictureに「つる草と金網フェンス」を追加

2019-04-01 Photo&Poemに「もっともっともっと」と写真追加

2019-04-14 Photo&Poemに「人間って素晴らしい」と写真追加

2019-05-01 Novel「細い道」をハッピーエンド的に増補

2019-07-06 Photo&Poemに「夜の海辺で」と写真追加

2019-08-22 Photo&Poemに「フランス・ギャルのBaby Popを聞いて」と写真追加

2019-09-08 Photo&Poemに「平野のど真ん中で」と写真追加

2019-09-10 Novel「細い道」を一部改作

2019-12-15 Photo&Poemに「くやしいとか」と写真追加

2020-02-04   Photo&Poemに「もし生まれ変われたら」と写真追加

2020-02-18 Novelに「南の国で」を追加

2020-03-14 Photo&Poemに「午後の喫茶店」と写真追加

2020-04-11 Photo&Poemに「10年たったら」と写真追加

2020-04-14 Picture(過去の作品)に「Everlasting Afternoon」を追加

2020-04-27 Photo&Poemに「指を鳴らす」と写真追加

2020-05-02 Picture(過去の作品)に「休日の公園」を追加

2020-05-06 Photo&Poemに「Slow In Fast Out」と写真追加

2020-05-20 Picture(過去の作品)に「月夜のドライブ」を追加

2020-06-30 Pictureに「漁港(長井漆山)」を追加

2020-07-07 Photo&Poemに「過去にはお別れさようなら」と写真追加

2020-07-11 Novelに「ある少女の思い出」を追加

2020-07-18 Photo&Poemに「僕がいつか死ぬときは」と写真追加

2020-08-23 Photo&Poemに「なんだか急に」と写真追加

2020-08-26 Photo&Poemに「肌を焼く陽射しに」と写真追加

2020-09-04 Photo&Poemに「いつだったか昔」と写真追加

2020-09-09 Photo&Poemに「9月の蝉」と写真追加

2020-09-24 Photo&Poemに「雨やどり」と写真追加

2020-10-10 Photo&Poemに「夕暮ればかり」と写真追加

2020-11-06 Photo&Poemに「いつかの夏の日」と写真追加

2020-11-20 Pictureに「海岸通一丁目(下描き)」を追加

2021-01-08 Pictureに「海岸通一丁目(樹葉下塗り)」を追加

2021-01-13 Pictureに「海岸通一丁目(樹葉と壁に下塗り)」を追加

2021-01-20 Architectureのページを追加(編集途中で公開開始)

2021-01-23 Architectureのページに田園都市線三軒茶屋町駅、反町駅を追加

2021-01-25 Architectureのページに東急大井町駅を追加

2021-01-28 Architectureのページに東急菊名駅と渋谷マークシティを追加

2021-02-01 Architectureのページに井の頭線渋谷駅を追加

2021-02-03 Photo&Poemに「なりたい自分」と写真追加

2021-02-06 Architectureのページに世田谷ビジネススクエアを追加

2021-02-06 Pictureに「海岸通一丁目(樹葉と壁に下塗り)」を更新

2021-02-08 Architectureのページに有馬・渋谷開発共同ビルを追加

2021-02-13 Architectureのページに東急ドエルを追加

2021-02-27 建築作品のページに橿原市日高山団地とパステルを追加

2021-03-19 絵画に「海岸通一丁目(樹葉と壁色付け中)」を更新

2021-03-22 建築作品のページに坂出市人工土地を追加

2021-05-31 絵画の「海岸通一丁目」を更新

2021-06-06 建築作品のページに福島県立美術館を追加、PASTELと坂出に写真追加

2021-06-07 建築作品のページに多摩センター歩行者専用路と金沢センターシーサイドを追加

2021-06-08 詩と写真に「夏至」と写真追加

2021-06-12 短編小説「1952年8月3日」の結末に加筆

2012-06-13 短編小説「細い道」の矛盾点を修正加筆

2021-06-16 建築作品のページに兵庫県営明舞高層住宅を追加

2021-06-27 短編小説に「あの世からこんにちは」を追加。

2021-07-13 建築作品のページに「その他補遺、実現しなかった作品等」を追加

2021-09-13 短編小説に「工場町の中華料理屋」を追加

2022-01-03 短編小説「あの世からこんにちは」を加筆修正

2022-03-07 詩と写真に「かっこよく生きなきゃ意味がない」と写真追加

2022-03-27 短編小説「やっちゃん」を追加

2022-05-13 絵画に「ふたりでいつも(神崎川夕景)」を追加

2022-06-08 絵画に「路地奥の家」を追加(上野の森美術館 日本の自然を描く展 東京都知事賞)

2022-11-16 短編小説「母さんロボットMAM-012」を追加

2022-12-18 「はじめに」の文章に一部追加

2022-12-21 詩と写真に「うけいれる」と写真追加

2023-01-13 詩と写真に「少し損してるぐらいがちょうどいい」を追加

2023-01-21 詩と写真に「価値なんてなくていい」​と写真を追加

2023-01-28 詩と写真に「言わずもがな」​と写真を追加

2023-01-28 「はじめに」の文章に加筆

2023-02-01 「はじめに」の文章に加筆

2023-02-05 「はじめに」の文章に「芸術とは何か」を加筆

2023-02-12 詩と写真の「言わずもがな」を書き直し

2023-02-15 「はじめに」の文章に「どんな絵を描きたいか」を加筆

2023-03-25 《詩と写真》に「自分が変わったら」と写真を追加

2023-05-14 《絵画》に「夕暮れて街灯」を追加

2023-05-24 《絵画》に「夕暮れて帰り道」を追加

2023-11-07 《詩と写真》に「誰かが喜んでくれるなら」と写真を追加

2023-11-30 《絵画》に「河口の港((伊豆松崎)」を追加

2024-02-10 《詩と写真》に「YES!」と写真を追加

2024-03-20 《絵画》に「宇津ノ谷(下描き」を追加

2024-05-13 《絵画》に「階段坂」を追加(「宇津ノ谷」の完成版)

2024-08-30 《詩と写真》に「あしたになっても」と写真を追加

2024-12-17 《絵画》に「あじさい(仮題)~下描き」を追加

2024-12-21 《詩と写真》に「街角で」と写真を追加

2024-12-29 《詩と写真》に「バスの中で」と写真を追加

2025-02-17 《絵画》に「あじさい(仮題)~下塗り」を追加

2025-05-06 《絵画》に「あじさい」を追加

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